こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
先日、早起きしてサツキのお花の写真を撮っていました。
そしたら、お花の中に、なにやら白い塊が。。。
見えますか?
…私は最初、ガムに見えました。…
ん?ガム?
…などと思いながら、近寄ってみると、、、
なんと!もち病でしたー。
お花の写真は中止にして、さっそく治療しましたよ。
今回は、サツキ、ツツジのもち病と、もち病を治療した時の様子をご紹介しますね。
*サツキ・ツツジのもち病の原因や対策法、薬剤など*
最初に、もち病について調べたことをまとめてみました。ご存知の方は飛ばしてくださいね。
1.もち病の症状
- 春か秋に、ツバキ類やツツジ類で発生
- 新葉、新芽、蕾、花にできる
- 淡い緑色や黄緑色に膨らみ、白い粉(カビ)が周囲に拡散
- その後、干からびて黒褐色になる
2.もち病の原因
- カビ(糸状菌)の感染
- Exobasidium(エクソバシディウム)属菌
- 植物に感染した状態で越冬し、春に発症
なんと!植物内で越冬
退治できるのかな??
3.もち病になりやすい環境
もち病になりやすい環境は、、、
- 湿度が高い場所
だそうです。
木を密に植えすぎていると、発生しやすいかも。
4.予防法
- 日当たり、風通しをよくする
- 水はけをよくする
- 薬剤散布
- 冬季に石灰硫黄合剤を散布
5.もち病になってしまったときの対処法
- 表面に白い粉(カビ)が出る前に取り除く
- 薬剤散布(予防)
です。
6.もち病の治療薬、予防薬
- STダコニール(予防薬)
- Zボルドー(予防薬)
どちらも予防薬です。治療薬は分かりません。
治療薬が分かったら追加しますね
*もち病の治療法は?*
もち病はカビが原因ということですので、カビの繁殖を根気よく抑えていくことが大切ですね。
なので、もち病の治療は、
- もち病の場所を切除
- 花壇をきれいにお掃除(雑草、落ち葉、水はけ)
- 薬剤散布(予防)
を行えばよさそうです。
これは、簡単に終わりそうです。
ただ、実はこのサツキ、褐斑病にもかかっているので、今回は褐斑病の治療も同時に行うことにしました。後で写真をお見せします~
ということで!今回は、
- もち病の切除
- 褐斑病の治療
- 花壇のお掃除(雑草、落ち葉、水はけ)
- 薬剤散布
を行いました。
1.もち病の切除
まずは、もち病の発症部分を取り除きます。
これは簡単ですね。
もち病の実物を見る機会ってそんなにないですね。
珍しいので、しばらく観察してみようかな??
…とも思いましたが、やっぱり気持ち悪いので、ゴミ箱に捨てました。
興味がある方は、ご自分で~
2.褐斑病の葉っぱを除去
次は褐斑病です。
このように、褐色に変色した葉っぱが、たくさんあります。
褐斑病の治療は、↓の記事にも書きましたが、感染した葉っぱを取り除く必要があります。
でも、サツキやツツジの場合は、小さな葉っぱがたくさんあるので、感染した葉っぱを取り除くのはとても大変です。
そこで、今は5月ですので、葉っぱをすべて取り除いて丸坊主にすることにしました。
今の時期なら、新しい葉っぱがすぐに再生してくれるはずですし、ちょうど剪定の時期でもあります。
サツキ・ツツジの葉っぱを除去するために必要な道具は、
- 剪定ばさみ
- 刈り込みばさみ
です。
これで、ざくざく切りました~
その結果…
…こうなりました。
きれいなお花も、全部バッサリ~
葉っぱが少し残っていますが、疲れたのでここでおしまいに。
新しい葉っぱは2~3か月くらいで生えてくると思います。
1年後の写真ですが、葉っぱはちゃんと元通りになりましたよ~↓
3.花壇をきれいにする
続いて、花壇のお掃除です。
感染した葉っぱが地面に落ちていたり、雑草が生えていると、カビが繁殖しやすくなるし、雨や風の跳ね返りで周囲に飛散します。
上の写真のように、花壇は荒れ放題でしたが~
シャベルとスコップを使って穴掘りをしながら、雑草などを根こそぎ抜いていきました。
こんな感じに、きれいになりましたよ↓
4.薬剤を散布
そして次は、薬剤散布です。
私はSTダコニール1000を散布しました。
STダコニール1000は、もち病にも褐斑病にも使えるお薬です。
(1)必要な道具
薬剤を散布するために必要な道具は、
- STダコニール1000
- スポイト
- 噴霧器
- ダイン(これは、なくても大丈夫です)
です。
私はいつも、ペットボトルで噴霧器を作っています。手軽なので非常に便利です~
ダインは展着剤ですので、薬液に1,2滴混ぜると噴霧した薬が葉っぱに残りやすくなります。
薬の成分を葉っぱに良く吸収させるために、できればダインがあった方がいいと思います。
(2)薬液を作る
STダコニール1000は、1000倍に希釈して使います。
500mlの薬液をつくるので、使うのは0.5mlです。
これをスポイトで取ってペットボトルに入れて、水で薄め、ダインを1,2滴加えたら完成です。
(3)薬液を散布
これを、先ほどのサツキに散布しました。
でも、葉っぱがほとんどありませんので、散布はあっという間に終了しました。
お薬が大量に余りましたが、他の木やサツキの根元にまいて使い切りました。
あとは、新しい葉っぱが生えてきたころに、また散布したいと思います。
*サツキ・ツツジのもち病の治療方法まとめ*
サツキ・ツツジがもち病になってしまった場合の対処法について、紹介しました。
もち病の原因のカビ(糸状菌)は、木の中で越冬できるそうなので、一見治ったように見えても、また来年再発する可能性がありそうです。
他の植物に病気をうつさないように気を付けながら、根気よく対処することが必要になりますね。
結局、もち病も褐斑病も原因はカビなので、日頃のお庭のお掃除がやっぱり大切!と痛感しました。
これから、タイトルどおりの、そよかぜの庭をめざします~
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。