こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
私の家のサルスベリ(百日紅)は、夏になるととてもきれいな白い花が咲くのですが、毎年必ずうどん粉病になります。
でも今年はうどん粉病になっていないんです!
いつもの年なら、枝の先っぽのあたりが特にひどいうどん粉病になるのですが、今年はどの葉っぱもとてもきれいなんです。
私も驚いているのですが、秘訣、教えますね。
1.サルスベリ(百日紅)のうどん粉病対策の秘訣
それは、、、
大したことではないんですが、
うどん粉病が広がる前に対策することです。
今年我が家では6月の終わりごろにサルスベリにうどん粉病が出始めたのですが、今年は気づいてすぐに対策したんです。
うどん粉病になった枝を全部(5本くらい)切りとって、それから、うどん粉病の薬をまきました。
今年はたった1回この処置をしただけですが、それ以来うどん粉病になっていません。
2.うどんこ病を処置したときの様子
ではそのときの作業の様子をご紹介します。
まず何をやったかですが、
- うどんこ病の部分を枝ごと切除
- 花壇のお掃除
- 薬剤散布
です。
特に変わったことはしていませんが、ただ、うどん粉病の出始めの時期に作業しました。
うどん粉病は、まだ5,6本の枝にしか広がってなかったです。
2ー1.うどんこ病を発症した部分の切除
まずは、うどんこ病を発症した部分を切除します。
うどん粉病の部分を切除することで、胞子の拡散が防げます。
うどん粉病で白くなっていた葉っぱ↓
こんな感じに白くなった枝が5,6本ありました。
全部切除しました↓
2ー2.花壇をきれいにする
続いて、花壇のお掃除です。
感染した葉っぱが地面に落ちていたり雑草が生えていると、うどん粉病の原因になるカビの住み家になります。
当時は草取りをしたばかりでしたので雑草は少ないですが、根元からひこばえが生えていたので切除しておきました。
ひこばえ↓
ひこばえを切除↓
2ー3.薬剤を散布
そして薬剤散布です。うどん粉病に感染したサルスベリの木を殺菌します。
ベニカX乳剤を散布しました。
ベニカX乳剤は、うどんこ病の予防、治療の両方に使えるお薬です。
2ー3ー1.必要な道具
薬剤を散布するために必要な道具は、
- ベニカX乳剤
- スポイト
- 噴霧器
- ダイン(これは、なくても大丈夫です)
です。
私はいつも、ペットボトルで噴霧器を作っています。手軽で非常に便利です~
ダインは展着剤ですので、薬液に1,2滴混ぜると噴霧した薬が葉っぱに残りやすくなります。
薬の成分を葉っぱに良く吸収させるためには、できればダインがあった方がいいです。
2ー3ー2.薬液を作る
ベニカX乳剤は、サルスベリの場合は500倍に希釈して使います。
500mlの薬液をつくるので、使うのは1mlです。
これをスポイトで取ってペットボトルに入れて、水で薄め、ダインを1,2滴加えたら完成です。
2ー3ー3.薬液を散布
これをサルスベリに散布しました。
散布した後、薬液が大量に余りますが、下水に捨ててはいけません。
アブラムシ予防用に他の木に散布して使い切りました。
3.サルスベリのうどんこ病の基礎知識
サルスベリのうどん粉病について、調べたことをまとめておきました。
3ー1.うどんこ病の症状
- 葉っぱの表面に白いカビの胞子が広がる
- 胞子を飛ばして徐々に範囲が広がる
- 葉っぱから養分が吸い取られる
- 光合成を行えなくなり葉が枯れる
- 木を弱らせる
- 5月~10月に発生(盛夏を除く)
- 花が咲かなくなる
3ー2.うどんこ病の原因
- カビ(糸状菌)の感染
- 菌の名前は、Erysiphe australiana(エリシフェ…??…)
- 枝や落ち葉に感染した状態で越冬
- 翌年、枝や落ち葉から菌が飛散する
- サルスベリの菌は、サルスベリにしか感染しない
3ー3.うどんこ病になりやすい環境
うどんこ病になりやすい環境は、、、
- 日中乾燥していて、朝夕が冷え込む時期(春、秋)
- 夜が低温多湿の時
- 窒素分が多い
- カリウムが不足
- 葉っぱが込み入っている
うどんこ病の糸状菌は乾燥を好むようです。
3ー4.予防法
- 日当たり、風通しをよくする
- 水はけをよくする
- 適度な湿度
- 殺菌剤を散布して予防
- 肥料の成分に気を付ける(窒素、カリウム)
- 雑草を取り除く
3ー5.うどんこ病になってしまったときの対処法
- 早期なら、薄めた酢や重曹をスプレーすることで、治る場合がある
- うどんこ病になった葉を摘み取る
- 薬剤散布(植物によって効く薬は違う)
- 胞子が拡散する前の早めの対処が効果的
です。
早めの対処・・・←やっぱりコレが秘訣のようです!!
3ー6.サルスベリのうどんこ病の治療薬、予防薬
サルスベリのうどんこ病の薬は、、、
- ベニカXファインスプレー(予防のみ)
- ベニカX乳剤(予防と治療ができる)
- モレスタン水和剤(予防と治療ができる)
などがあります。
葉っぱの裏側の方まで丁寧に散布するとよいそうです。
4.サルスベリのうどんこ病まとめ
サルスベリのうどんこ病を効果的に対策する秘訣をご紹介しました。
うどんこ病は、早めに発症部分を取り除いて、とにかく胞子を拡散させないことが大切なようです。
夏が終わって涼しくなってきたときにうどん粉病が再発する可能性もありますが、その時も同じように早めに手を打っておこうと思います。←結局、再発しませんでしたよ~
ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。