こんにちは。いつもご訪問ありがとうございます。
私の家には、クイーンエリザベスのバラが庭植えしてあるのですが、今まで、黒星病を治療しないまま、ずーっと何年もほったらかしにしてきました。
そのため、毎年、必ず葉っぱに黒い斑点ができて、黄色くなって落葉してしまいます。お花はチラホラ咲く程度です。
それが今年は特にひどくて、5月なのに、お花が1つも咲きません。
これはさすがに枯れるかも!! と思ったので、しっかりと治療することにしました。
そしたら、あとでご紹介しますが、1か月くらいでみるみる回復してきて、きれいなお花を咲かせてくれましたよ~
そんなことがありましたので、今日は、バラの黒星病の対処法や治療薬、作業の様子などをご紹介したいと思います~
*バラの黒星病の対処法と治療薬*
まず、バラの黒星病の対処法や治療薬などについてまとめてみました。
ご存知の方は飛ばしてくださいね
(1)黒星病の症状
- バラの葉の表面に褐色、黒の斑点が出て拡大する
- その後、葉が黄色くなり落葉
- 樹勢が衰えて枯れてしまうこともある
バラはもともと黒星病に大変かかりやすく、特に庭植えのバラには避けられない病気の一つです。
(2)原因
- 糸状菌(カビ)の感染
- 感染した落ち葉や土壌で越冬し、雨や風で伝染
カビが原因の病気は多いですね。
(3)黒星病になりやすい環境
黒星病になりやすい環境は、
- 湿度が高い(糸状菌が活発になる)
- 湿った土壌(根が弱くなり感染しやすくなる)
- 葉が込み合っている(糸状菌の胞子が容易に拡散)
です。
ジメジメした環境は良くないってことですね。
(4)予防法
- 日当たり、風通しをよくする
- 水はけをよくする
- 正しい施肥(バラを元気にする)
- 窒素の多い肥料あげ過ぎない(弱い枝を作らない)
- 薬剤の予防散布
- 剪定ばさみの消毒(周りへの伝染予防)
できるだけ、お庭をきれいにするってことですね。
(5)黒星病の対処法
- 薬剤散布
- 発病した葉を取り除いて処分
- 新芽やシュートを伸ばして入れ替える
です。
(6)黒星病の治療薬、予防薬
バラの黒星病の治療薬、予防薬は、驚くほどたくさんありますが、一部をご紹介します。
- ダコニール(予防薬)
- トップジンM(治療薬)
- ベニカファインスプレー(予防薬)
- ベンレート水和剤(治療薬)
同じ薬を繰り返し使ってると耐性ができて効きにくくなるので、何種類かの薬を交互に使ってくださいね~
*バラの黒星病の治療の様子*
それでは、私の家のバラの黒星病を治療した時の様子をご紹介しますね~
(1)治療の内容
やることは、糸状菌(カビ)の除去と、感染しにくい環境づくりになります。
なので、
- 発症した葉っぱを除去
- お薬を散布
- お庭をきれいにする(雑草、落ち葉、水はけ)
の3点を行いました~
(2)作業の様子
1.感染した葉っぱの切除
まずは葉っぱの切除。
病気になっている葉っぱを全部取り除きました。
葉っぱはゴミ箱に捨てました。
ちなみに、まだ病気になっていない新しい葉っぱも取り除いて、一旦丸坊主にしてしまうやり方もあるみたいです。
ですが、このバラはかなり弱ってるはずなので、私は、新しい葉っぱはそのまま残すことにしました。
でも、新しい葉っぱにもすぐに黒い斑点が出てくると思うので、その時にすぐに切除します。
2.薬剤散布
続いてお薬をまきます。
私の場合、STダコニール1000が家にありましたので、これをバラの木全体に散布しました。
必要な道具
お薬を散布するために必要な道具は、
- STダコニール1000(他のお薬でもOKです)
- スポイト
- 噴霧器
- ダイン(これは、なくても大丈夫)
です。
今回、お薬が少量なので、ペットボトルで噴霧器を作りましたよ~
ダインは展着剤ですので、薬液に1,2滴混ぜると噴霧したお薬が葉っぱに残りやすくなります。
薬の成分を葉っぱに良く吸収させるためには、できればダインはあった方がいいと思います。
薬液を作る
ダコニール1000は、バラの場合、1000倍に希釈して使います。
500mlの薬液をつくるので、使うのは0.5mlです。
これをスポイトで取ってペットボトルに入れて、水で薄め、ダインを1,2滴加えたら完成です。
薬液を散布
これをバラに散布しました。
あとは日にちを空けながら、繰り返しお薬を散布します。
一方、今回作った500mlの薬液が大量に余りました。
これは、花壇のお掃除をした後に、バラの木の根元に撒いて使い切りました。
土に撒くといい理由は分かりませんが、土の中の菌も殺菌できるのかな?
3.雑草、落ち葉の除去
次は、お庭のお掃除です。
根元が落ち葉や雑草で汚れていると、カビの菌が繁殖しやすくり、雨の跳ね返りも起きやすくなりますので、きれいにお掃除します。
下の写真のように、バラの周りの土を少し掘り返して掃除しました↓
本当は、先にお掃除をしてから、お薬を散布するのが正しい順序ですね~
(3)その後の様子
3週間後の様子(5月中旬)
新しい葉っぱが少しずつ増えてきましたよ~
今のところ、黒い斑点はできてないようです。
このまま治ってくれればうれしいですが。
そんな簡単には治りません。
4週間後の様子(6月上旬)
と思いきや、その後も順調のようです。
葉っぱに黒い斑点は一つもありません。
ついでに、なんと、つぼみもできました!
お花が咲いたらお知らせしますね~
ちなみに、この1か月の間に、ダコニール1000と、ベンレート水和剤を何度か撒きました。
5週間後(6月中旬)
ついに! お花、咲きましたよ!!
ほんの1か月前まではとてもひどい状態だったのに、こんなに早く回復しました~
やはり、お庭は、ほったらかしてはだめですね。
日頃のお手入れがとても大切ですね。
*バラの黒星病の治療のまとめ*
黒星病の治療はとても時間がかかりますが、始めて1か月ほどで、とりあえずお花が咲いてくれるところまで回復してくれました~
あとは、きちんと治るまで、お庭のお手入れとお掃除を続けていかないといけませんね。
タイトル通りの そよかぜの庭を目指しますよ~
きれいなお花がたくさん咲きますように!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。