こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
私の家には、ネズミモチの生垣があります↓
ネズミモチは、とても地味な木ですが、丈夫で手間がかからずどこでも育つ優れもの。
私の家ではお庭の目立たない場所に植えていますが、実は名わき役。
お庭の中に、もう少し緑を増やしたい場所があるので、このネズミモチを挿し木で増やしてみることにしました。
水挿しで増やしてみましたので、やり方をご紹介しますね。
とても簡単ですよ。
ネズミモチを増やしてみたいと思っている方は(いるかな?)、参考にしてみてください
1.ネズミモチの水挿しの作り方
まず、お好きな枝を何本かはさみで切り取ります。私は5本取りました。
長さは10~15センチくらい。
そしたら、よく切れるナイフやカッターで、切り口をくさびのようにとがらせます↓
こうすれば、お水をよく吸ってくれるようになるので、枯れにくくなります。
お水につからないように下の方の葉っぱを切り取って、お水に入れた容器に入れたら水挿しは完成です↓
水は毎日取り換えてください。
置き場所は、私はいつもお部屋の窓辺にしています。
ちなみに、この水挿しを作ったのは7月下旬でした。
ネズミモチの木は1年中葉っぱが生えていますので、もしかしたらいつでも発根するかもしれませんが、おそらく暑い時期の方が発根しやすいと思います。
2.そのうち根っこが出てきます
気長に毎日お水の交換を続けていると…
1か月後
…1か月経った頃、2本の枝から根っこが出てきました!!
根っこが出てくればもう大丈夫です。この根っこがもう少し長く伸びるまで、もうしばらくお水で育てます。残りの枝も根っこが出でくるかもしれないので。
さらに2週間後
9月中旬まで水やりを続けていたら、根っこがこんなに長くなりました。そろそろ鉢上げの時期かも。
ちなみに残りの3本は、結局根っこは出てきませんでした↓
3.鉢上げの方法
用意するもの
まず必要なものを揃えます。
用意するものは、
- 植木鉢
- 鉢底ネット
- 植木鉢の受け皿
- 赤玉(小)の新しい土
- ハサミ
です。
(1)鉢について
鉢は、駄温鉢や素焼き鉢のようなしっかりした鉢がおすすめです。
しっかりした鉢なら、持ち上げたときに中の土が動かないので、根っこが切れるのを防止できます。
駄温鉢でも素焼き鉢でも大丈夫ですが、素焼き鉢の場合は、通気性が高いので、中の土が乾燥しすぎないように注意した方がいいかもしれません。
鉢の大きさは4号鉢(12センチ)くらいがちょうどいいと思います。
あと、私は2本の挿し穂をまとめて1個の鉢に植えましたが、根っこが絡まる心配をしたくない方は、1本ずつ鉢に植えた方がいいと思います。
(2)土について
私は赤玉の小粒を使いましたが、鹿沼土でも大丈夫です。
どちらにしても、保水性があって、水はけがよく、雑菌がいない清潔な土がいいようです。
鉢上げの手順
それでは、鉢に植えていきますね
(1)葉っぱを半分に切る
最初に、挿し穂の葉っぱをハサミで半分に切ります
根っこがまだ弱いので、葉っぱからの水分の蒸散を減らす必要があるためです。
(2)鉢に土を入れる
そしたら植木鉢に土を4~5センチくらい入れます
(3)挿し穂を植える
次に、挿し穂を土の上に置きます。
このとき、枝を鉢にもたれかけておくと、枝がグラグラしなくなるので、根っこが切れる失敗を防げると思います。
そのあと、挿し穂の下半分が土の中に埋まるくらいの深さまで土を入れます。
(4)お水をかける
そしたら、お水をしっかりかけます↓
このとき、土を動かさないように水はやさしくかけた方がいいと思います。
水は、鉢底から出てくる水が透明になるまでたくさんかけてください。
水が透明になったら完成です。
4.鉢上げ後の管理
その後の管理方法ですが、この挿し穂は水中育ちなので、最初は土からお水を吸い上げることができません。
そのため、土からお水を吸えるようになるまでの1週間くらいは、お水を切らさないように特に気を付けます。
水やりのペースは、
- 最初の1、2週間くらいは、朝夕の2回
- その後は、土の表面が乾いたら
が目安になると思います。
鉢上げしてから4,5日くらいの間に葉っぱが萎れてこなければ、土から水を吸えるようになっているので、徐々にお水をあげる頻度を減らしていって慣れさせていきます。
逆に、いつまでもお水をあげすぎると、根腐れしてしまうので注意してくださいね。
鉢の置き場所は、屋外でなるべく雨の当たらない明るい日陰がいいです。
5.お庭に植え付け
11月になったので、そろそろ根っこがしっかりしてきたと思いますので、地面に植えたいと思います
ちなみに、2本では足りないので、もう2本同じように水挿しで増やして4本にしておきました。
根っこは、こんな感じになってます↓
あとから追加した方はこんな感じ↓
こういう場所に植えました↓
元気に育ってくれるかな??
6.ネズミモチの挿し木のまとめ
ネズミモチの挿し木を水挿しで行う方法をご紹介しました。
水挿しは、鉢で育てる前に、お水の中で発根させるひと手間が余計にかかりますが、根っこが出た状態で土に挿すので、失敗しにくいと思います。
…ちなみに、水挿しをするときに、メネデールを使うともっと根っこが出やすくなるみたいですね。
確実に根っこを出したい方は、挿し穂をメネデールに入れてから、水挿しを始めるといいかもしれません。試してみてくださいね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。