こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
これは、私の家のお庭に植えてあるクイーンエリザベス↓
近づくと、上品で透明な感じの香りがします。
今年は、このバラを、挿し木で増やしてみました。
そしたら、簡単に増やせましたので、やり方をご紹介しますね。
とくに、発根は、水挿しから始めたのでとても楽でしたよ。バラの挿し木は、水挿しがおすすめです。
バラを増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね
1.バラの水挿しの作り方
ではさっそく。。
これは、挿し木に使った枝↓
写真では分かりにくいですが、この枝は、春に伸びてきたばかりのまだ赤い色の枝。小さな蕾もついています。
お花を楽しみにしていたのですが、間違えて切ってしまったんです…
捨てるのももったいないので、挿し木をしてみることに。
挿し木は、発根が簡単な水挿しで行いました。
まずは、挿し穂の下側の切り口をよく切れるナイフやカッターで、くさびのようにとがらせます。あと、蕾もいらないので切り取ります↓
切り口をくさびのように斜めに切ることで、お水を吸う面積が広くなるので、枯れにくくなります。
ついでに、トゲも危ないので、先端の尖った部分をハサミで切っておきます。
水挿しは、これで完成です
お水は毎日取り換えます。
置き場所は、明るい日陰に。私はいつも、発根するまでお部屋の窓辺に置いています。
ちなみに、この水挿しを作ったのは4月上旬でした。
こんなに若い枝で挿し木なんて、果たしてうまくいくのかな??
2.発根しましたよ
カルスができる
毎日お水の交換を続けていたら、1か月くらいでカルスができました↓
こんな感じに切り口が白く膨れてくるのがカルスです。
カルスができれば、発根は間近です。
発根しました
カルスができてから1週間で発根しました!!
5月中旬ごろでした。
根っこがもう少し長く伸びてくるので、もうしばらくお水の中で育てます。
根っこが長く伸びてきました
5月の下旬には、根っこがこんなに長くなりました。
この辺でそろそろ、1回目の鉢上げかな。
3.1回目の鉢上げ
用意するもの
用意するものは、
- 植木鉢
- 植木鉢の受け皿
- 赤玉(小)の新しい土
- わりばし
- ハサミ
です。
(1)鉢について
私は今回、樹脂でできた細長い鉢(上の写真の黒い鉢)を使いました。
挿し穂が長すぎて、他の植木鉢には入らなかったのが理由ですが、この鉢は、横を持つと少しへこむのでちょっと心配。
鉢がへこんで中の土が動くと、根っこが切れるかもしれません。
なので本当は、駄温鉢や素焼き鉢のような凹まない鉢がいいと思います。
あと、私は2本の挿し穂をまとめて同じ鉢に植えたのですが、根っこが絡まる心配をしたくない方は、1本ずつ別の鉢に植えた方がいいと思います。
(2)土について
私は赤玉の小粒を使いましたが、鹿沼土でも大丈夫です。
どちらにしても、保水性があって、水はけがよく、雑菌がいない清潔な土がいいです。
鉢上げの手順
それでは、鉢に植えていきますね
(1)鉢に土を入れる
まず植木鉢に土を入れます
(2)挿し穂を植える
次に、土に水をかけて濡らしたら、割りばしでグリグリして、根っこを入れる穴をあけます。
なんで穴をあけるかというと、下の写真のように、挿し穂の根っこが真っすぐにピーンって伸びてたからです。↓
この根っこ、お水で膨張してるせいか、曲がらないんです!!
なので、先ほどの穴から根っこをそっと入れて、穴をそっと塞ぎます↓
穴をあけるときに、枝が鉢によりかかれるように斜めにあけておくと、枝がグラグラしなくなるので、根っこが切れる失敗を防げると思います。
そのあとは、土を足していきます。
(3)お水をかける
そしたら、お水をしっかりかけます↓
このとき、土を動かさないように水はやさしくかけてくださいね。
とにかく根っこが切れないようにしないと。
水は、鉢底から出てくる水が透明になるまでたくさんかけてください。
鉢底から出てくる水が透明になったら完成です。
ちなみに、私は上の写真のように葉っぱを半分に切りました。葉っぱから水分が蒸発する量を減らして、枯れにくくするためです。
4.鉢上げ後の管理
その後の管理方法ですが、水挿しで生えた根っこは、最初は土からお水を吸い上げることができません。
そのため、土からお水を吸えるようになるまでの1週間くらいは、お水を切らさないように特に気を付けます。
水やりのペースは、
- 最初の1、2週間くらいは、朝夕の2回
- その後は、土の表面が乾いたら
が目安になると思います。
鉢上げしてから4,5日くらいの間に葉っぱが萎れてこなければ、土から水を吸えるようになっているので、徐々にお水をあげる頻度を減らしていって慣れさせていきます。
逆に、いつまでもお水をあげすぎると、根腐れしてしまうので注意してくださいね。
鉢の置き場所は、最初は、屋外でなるべく雨の当たらない明るい日陰がいいです。徐々にひなたに慣れさせていきます。
5.芽が出てきましたよ
何か月かすると、新しい芽が出てきます
私の場合、4か月かかりました。9月の下旬にようやく芽が出てきました。
拡大するとこんな感じ↓
こちらにも。
芽が伸びてきたら、そろそろ2回目の鉢上げ(植え替え)の時期です。
6.2回目の鉢上げ(植え替え)
2回目の鉢上げは、普通のバラの鉢植えと同じように植え付けます。
でも根っこがまだ少ないので、鉢は大きすぎない方がいいと思います。
植え付け作業
…ということで、植木鉢に植え付けていきます。10月上旬でした。
用意するものは、
- 一回り大きいくらいの植木鉢
- 鉢底石(植木鉢の底穴の形によっては鉢底ネット)
- 土(排水性の良い土)
- 堆肥
です。
私は6号サイズのプラ鉢にしました↓
土は、赤玉土の小粒と、堆肥を使用↓
鉢底石も用意(入れ物は気にしないでね!)。
ちなみに、この日の挿し穂の様子はこんな感じでした。
まずは、鉢から中身を出しますよ。根っこを切らないように気を付けます。さて、どんな感じかな??
…
じゃ~ん
土に埋もれてしまって写真では見えにくいですが、とても良い状態です~。根っこが絡んでいるので、絡みをとってあげましょうね!!
そしたら次は、土をつくりましょう。
土は、赤玉土(6):堆肥(4)の割合に。
これを軽く混ぜたら完成です↓
バラ専用の土の方がよい方は、そちらを使ってください~
続いて、植木鉢に鉢底石を入れます↓
そしたら、鉢底石の上から土を少し入れて、苗の位置(高さと場所)を調整します↓
苗の高さと置き場所が決まったら、上まで土を入れます。
先ほども書きましたが、まだ根っこが少ないので、根腐れ予防のために、土は少なめにしました。
最後に、植木鉢の底から出でくるお水が透明になるまで水をかけたら、植え付け完了です!!
あとは、普通のバラの鉢植えと同じように、日当たりと風通しの良い場所で育てます。
水やりは、表面の土が乾いたら、たっぷりあげるようにします
念のため、病気と虫予防のお薬をパラパラまいておきました。
それはコチラ↓
まくだけで病気と虫の予防ができるので、便利ですね!
これでバラの黒星病やうどん粉病、アブラムシの予防ができます。
パラパラまきます~↓
早く大きくなってね!!
7.バラの増やし方のまとめ
今回は、バラを挿し木で増やす方法をご紹介しました
バラの挿し木は少し時間が掛かりますが、意外と簡単に増えてくれますね。
水挿しで始めたので、発根も簡単でした
クイーンエリザベスを2つ増やしたので、クイーンエリザベス2世、3世になるのかな?
…ちなみに、水挿しをするときに、メネデールを使うともっと根っこが出やすくなります。
確実に根っこを出したい方は、挿し穂をメネデールに入れてから、水挿しを始めるといいかもしれません。試してみてくださいね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。