こんにちは。いつもご訪問ありがとうございます。
サツキやツツジの葉っぱが白くかすれていることはありませんか。
こんな感じ↓
もしそうなら、葉っぱの裏側も見てみてください。
写真のように裏側に黒い斑点があったら、おそらく「グンバイムシ」が発生しています。
グンバイムシは簡単に退治できます。
今回は、この「グンバイムシ」を退治してみたいと思います。薬剤に「オルトラン粒剤」を使うのがおすすめです。
ご紹介しますので、実際の作業の様子と合わせて参考にしてみてください。
1.グンバイムシの駆除方法、薬剤など
グンバイムシの駆除方法や薬剤についてまとめてみました。
1ー1.グンバイムシについて
- 体長3~5ミリくらい
- 形が相撲で使う軍配に似ている
- 4月~10月(特に夏)に活動する
- 裏から葉の汁を吸う
- 葉っぱの中に産卵して1年間に数世代交代する
- 卵で越冬
…です。
葉っぱの中で卵で越冬するそうですので、薬剤を使わないと駆除は難しそうですね。
1ー2.グンバイムシによる被害
先ほどお見せしたように、
- 葉っぱの表面が白くかすれる
- 葉っぱの裏面には黒い斑点ができる(排泄物)
- 生育、美観が悪くなる
- 葉が枯れたり、落葉する
- 木が枯れることはない
…です。
1ー3.発生しやすい環境
- 風通しが悪い
- 高温で雨が少ない
- 雑草が多い(グンバイムシの発生源になる)
1ー4.グンバイムシの駆除方法
- 葉っぱの裏側に水をかける
- 殺虫剤で駆除
です。
なお、葉っぱの裏から水をかける場合は、自分にかからないように気を付けてください。
1ー5.殺虫剤について
殺虫剤は、
- オルトラン粒剤
がおすすめです。
スミチオンやベニカスプレーなど、使える薬はたくさんあるのですが、グンバイムシに直接吹き付ける必要があります。
グンバイムシは葉っぱの裏側にいるので、普通に正面からスプレーしたのでは、薬剤がグンバイムシに届かないと思います。
と言って、葉っぱの裏側からスプレーする場合、気を付けないと自分に殺虫剤がかかります。
オルトラン粒剤であれば、根元に撒いておくだけで、薬剤が根から葉っぱの中に浸透して、グンバイムシが葉っぱの汁を吸うことで作用しますので、直接かけなくて大丈夫です。
ちなみに、オルトランには、
- オルトラン粒剤
- オルトラン液剤
- オルトランDX
などがありますが、どれでもいいわけではありません。
グンバイムシがいなくなったら今度はコナジラミが発生する場合があるらしいのです。グンバイムシとコナジラミの両方に効くのはオルトラン粒剤だけです。
ちなにみ、オルトランDXは、グンバイムシには使えません。
住友化学HPより引用
2.グンバイムシの駆除の手順
で、グンバイムシを駆除してみました。
駆除方法は、
- 風通しを良くする
- 雑草を減らす
- 殺虫剤を散布する
です。
2ー1.風通しを良くする
ちょうど今5月ですので、花後の剪定も兼ねて、葉っぱを減らして風通しが良くなるようにしました。
剪定前はこんな感じ↓
それを、こうしました↓
だいぶ、スカスカにしました。
2ー2.雑草を取り除く
つづいて、根元付近をお掃除しました。
2ー3.オルトラン粒剤を撒く
あとは簡単です。
オルトラン粒剤をパラパラ撒くだけです。
撒きました↓
以上で終わりです。
3.その後の様子
その後の経過は、追ってお知らせしますね。
4.グンバイムシの駆除方法まとめ
サツキやツツジの葉っぱを白くするグンバイムシを駆除する方法ついて、紹介しました。
とても簡単でした。
来年はきれいな葉っぱが見れるといいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。